技術情報

橋梁

プレキャストPC桁橋・セグメント桁橋とは

橋桁を工場や現場付近で製作し、これを架橋位置まで運んで架けるものをプレキャストPC桁橋と言います。

そして、架橋位置まで運ぶ時に、長すぎたり、重すぎたりして運べない時、プレキャストPC桁を輪切りにして運び、架橋位置でプレストレスを導入してつなぎ1本の橋桁にします。これをプレキャストセグメント桁橋と言います。

プレキャストPC桁の架設方法は、クレーン架設、架設桁架設、張出し架設、スパンバイスパン架設等があります。


プレキャストPC桁


プレキャストセグメント桁



プレキャストセグメント桁(ストック) プレキャストセグメント桁(接合)
PC 箱桁橋とは

PC 箱桁橋とは、その言葉の通りに、橋の形が箱の形をした橋梁です。車は橋の上を通りますが、箱の中は、橋の点検を行う時などに人が入れるようになっています。(当然ですが、橋の中には一般の方は入れません。)また、箱の上面を支える柱の部分(名称:ウェブ)には、コンクリート製のものや鋼製のものがあります。その他に、車線の多い道路を作るために、ストラットと呼ばれる杖のようなものを取り付けて、車の荷重を支える構造もあります。

架設方法は、固定式支保工、張出架設工法、押出架設工法などがあります。



PC箱桁橋の断面


ストラット付きPC箱桁橋の断面




施工中 供用中
固定式支保工

固定式支保工は、橋の架設地点の地盤が強く、橋の重さを支柱などで一時的に支えて主桁を製作する方法であり、一般的な架設方法の一つです。



架設中


完成



アーチ橋とは

アーチ橋は、ローマ時代から建設された古い形式の橋です。荷重による圧力線方向にアーチ軸線を近づけたアーチ橋は、固い支持地盤でアーチ水平力を支持できる場合は、力学的に極めて合理的な構造形式です。ローマ時代に建設されたアーチ橋は現在でもその姿を残しているものがあります。
コンクリートアーチ橋の構造形式としては、ランガー橋、逆ランガー橋、ローゼ橋、逆ローゼ橋などがあり、固定支保工や張出し架設で建設されます。


アーチ橋の形式


逆ローゼ橋

ランガー橋

クレーン架設・架設桁架設

クレーン架設は、クレーンでプレキャストPC桁を吊り、架橋位置に架設します。

重い桁や、架橋位置近くにクレーンを設置出来ない時は、200tを超す大きなクレーンを使用することもあります。

架設桁架設は、架橋位置にあらかじめ架設用の鋼製の桁を設置しておき、この架設桁上を引き出したり、吊り下げたりして所定の位置まで桁を引き出し、門構という門型の吊装置で吊り、横移動させて架設します。


クレーン架設


架設桁架設


張出架設工法

張出架設工法は、橋の架設地点が急峻で、橋を支える橋脚や橋台の数をできるだけ少なくしたい場合等に採用される架設工法です。橋脚を中心とし、左右のバランスを取りながら架設していくことから、ヤジロベー式工法と呼ばれる場合もあります。


張出架設のイメージ(左右のバランスを保ちながら架設)




架設中


完成





固定支保工架設

支柱や枠組支保工でアーチリブや床版の型枠を支え、コンクリートを打設して形状を構築する方法です。




架設中


張出架設(エレクションガーダータイプ)

張出し架設は、橋脚からプレキャストセグメント桁を一つずつ左右対称にバランスをとりながら張出していく方法です。







スパンバイスパン架設

スパンバイスパン架設は、1径間分のセグメント桁を、あらかじめ設置した架設桁上にのせたり、吊り下げたりして、プレストレスを導入して1径間分の橋桁を完成させます。その後は、架設桁を次の径間に移動させ、同じようにセグメント桁をつないで1径間を完成させます。この繰り返しで、多径間の架設を行っていきます。






張出し架設

張出し架設は、ピロンから張られた斜吊り材を用いて、アーチリブを張出し架設する方法や、鋼製の補強材であるメラン材を先行架設してアーチを構成した後、メラン材を移動作業車により準じコンクリートで巻き立てていく方法等があります。



架設中